漫歩マンの 4巡目 夫婦で遍路 2008年1月11日 1番〜6番

 2008年、4回目のお遍路は夫婦で巡拝する。
おっ家内は脚力なし、阪急交通社のバスによる区切りツアーから始まる。
先ずは1月11日、第1番霊山寺から・・・。

 それにしても・・・、「お遍路」「お四国」って一体なんだろう? 
「お四国」は何回ワタクシを誘うのか? いつまでワタクシを呼ぶのか?
何回廻れば「信仰心」が起きるのか? 「悟り」には達することが出来るのか? 
いつまでたっても未熟なワタクシに「熟」という言葉にたどり着くことはあるのか?
人生の幸せ目指して「お遍路」を続ける・・・。

 さあ明日はお遍路、というとき3巡目でお友達になった愛媛県の小6の女の子からお手紙が来た。
いままで2〜3度手紙のやり取りをしたことがあるが、
今回は「いま、学校でお遍路の研究をしているので次のことに答えて欲しい」と

 ・お遍路を思い立ったきっかけは?とか
 ・1日何キロくらい歩きますか?とか
 ・お遍路で何が楽しかったですか?苦しかったですか?
 
とかいろんなことを尋ねられた。

喜んでお返事したが、時期が時期だけに何か因縁を感じた。

5:30
 
起床。

8:10
 
 ギリギリになんばパークスに到着するとバスは既に待っている。添乗さんほか皆さんに謝り、39名の客を乗せてすぐスタート。
添乗さんは福島さん、アシスタントは山田さん、先達さんは須磨寺の若槻さんという。若槻先達さんは今回19回目という。

阪神高速を西進し舞子から明石海峡大橋を渡る。

10:45
 
 鳴門海峡を渡るとすぐに【第1番:霊山寺】:(鳴門市大麻町坂東霊山寺)に着く。
霊山寺では先ず一番に遍路用品の売り場に連れて行かれ、各自遍路用品購入。

そのあとで住職の法話、全員の記念撮影。

1番:霊山寺山門

多宝塔

12:00

【第2番:極楽寺】:(鳴門市大麻町檜字段の上)。

 この寺は長命杉が有名。弘法大師お手植えという。

2番:極楽寺山門

長命杉

12:40

【第3番:金泉寺】
:(徳島県板野郡板野町)

 弘法大師巡錫中、地元の民が水不足を訴え、大師が井戸を掘ると黄金色の霊水が湧き出たことから、金泉寺と名付けられた。
現在でも水が湧き出ていてこの水を飲むと長寿に、そして井戸に顔が映れば3年は死ぬことはないと言われている。

また寺の裏には弁慶が持ち上げたという岩石が今も残っている。

3番:金泉寺山門

霊水の井戸

13:15

【第4番:大日寺】
:(徳島県板野郡板野町黒谷字居内)

 この寺の本堂から大師堂には回廊でつながっていてその左側には西国33箇所の木造観音像が安置されている。
雨の中この回廊のおかげで濡れずに済んだ。
本尊の大日如来像は弘法大師が刻んだということで大日寺の寺名になった。

4番・大日寺鐘楼門

13:45

【第5番:地蔵寺】
:(徳島県板野郡板野町羅漢字林東)

 別名「羅漢さん」ともいうと。本堂裏の石段を登った奥の院に羅漢堂がある。
境内には樹齢800年の大銀杏があり、また水琴窟も有名。

5番・地蔵寺山門

樹齢800年の大銀杏

14:15

【第6番:安楽寺】
(徳島県板野郡上板町引野寺の西北)

 ここの宿坊に前回泊めてもらったが、長寿湯がありラジウム鉱石や薬草を浴槽に入れたお風呂が疲れを癒してくれた。

6番・安楽寺山門

お大師さんの身代わり松

14:40
 
本日はここ6番:安楽寺までで納め。

20:10
 
自宅帰着。

 阪急交通社からはバスの中でお茶のペットボトル、立派なお昼弁当、その上うどんのお土産付きで旅行代金、3000円。
これで商売になるの?と思うくらい。
添乗さん、先達さんありがとう。
 漫歩マンの 夫婦で遍路 2008年2月15日 7番〜11番

2008年2月15日、夫婦で始めたバス遍路は今回2回目で巡拝するお寺は霊山寺から十楽寺・熊谷寺・法輪寺・切幡寺・藤井寺の6ケ寺。
 
8:10
 
ギリギリになんばパークスに着くとバスが3台並んでいた。他の2台は逆打ちらしい。

8:15
 
バス、スタート。

 運転手は垣内さん、添乗さんは松本君アシスタントは田中さん、先達は川田さん。
川田さんは10年かけて4回巡拝したと言っていた。4回廻ると先達の公認資格がもらえる。

川田さんのお話はなんだか詰まっていてイマイチだ。まだ経験が浅いと見た。

9:20

淡路ハイウェイオアシスにてトイレ休憩。
お遍路のバスが沢山並んでいる。逆打ちが18台あるとか言っている。

10:20

鳴門パーキングエリアにて弁当積み込み。

10:30

10:45

第1番:霊山寺


 当初の予定では本日、7番から11番への順打ちとなっていたが、都合で11番から7番への逆打ちにするという。

11:20

11:50

【第11番:藤井寺】


 山門を入ると右手に藤棚、5月には見頃だろう。

藤井寺山門

本堂左手焼山寺への遍路道

天井画が有名

天井画雲竜
 過去2回この登り口から焼山寺へ歩いて挑戦している。なつかしい。
みんなが般若経を唱えている間思い出に耽り遍路道への写真を撮った。
また、本堂の天井には30畳ほどの広さ一面に龍の絵が描かれている。

藤井寺を打ち終えてバスに乗るとそれぞれの席に弁当が置かれている。

12:05

13:25

【第10番:切幡寺】


 藤井寺からのバスの中で「次の切幡寺は333段の石段がある。
シンドイと思う人にはタクシーを利用することも出来ます」と希望者を募る。
往復600円、希望者は5人いた。
おっ家内も乗りたそうに言うが、無理に歩かせる。

バスを降りてダラダラ坂を10分ほど登っていくと出来立てのホヤホヤの山門。昨年の秋に出来たようだ。

新しい山門

H15.10.27歩き遍路のときの山門

是より333段

大塔への石段にサル

梅?桃?

はたきり観音
 山門をくぐるといよいよ333段の石段、上のほうに登ると33段の女坂、42段の男坂。
その石段には沢山の1円硬貨、5円硬貨、10円硬貨、50円硬貨が。
登りつめるとようやく本堂。
本堂の左手にはさらに石段があり大塔がある。大塔から下界を見ると阿波の街が箱庭のように見える。
その石段にはサルが餌を探していた。境内には梅(桃?)の花が。

 切幡寺の名の由来は弘法大師がこの地を訪ねたとき一軒の家で機を織っている若い娘がいた。
手甲や脚半が破れたため布を求めた大師に娘は今織っている布を惜しげもなく切って差し上げた。
大師が「お礼に何か欲しいものはないか」と聞くと、娘は亡き父母のために観音さんを彫って欲しいと頼んだ。
大師は一夜で千手観音を刻む娘を得度させると娘は即身成仏して千手観音に変身したという。

13:45

14:05

【第9番:法輪寺】


 ここの本尊は88ケ所の中で唯一の涅槃釈迦如来とのこと。

法輪寺本堂

健脚祈願のワラジ

14:15

14:45

【第8番:熊谷寺】


 1687年に建立されたという仁王門は13mの高さという。
歩いての遍路のときはこの山門を通ったが、今日はバスのため通らず眺めるだけ。

豪壮な山門

熊谷寺本堂

大師堂は改築中

お寺の前の弁天さん
 本堂で納経を済ませると次は大師堂だが、大師堂は現在改築中で仮の大師堂へ。
その前には小池があり弁才天が祭られている。安産に霊験がある神様だとか。

15:00

15:30

 バスで10分ほどで【第7番:十楽寺】に着く。

人間には生や死、病、老いなど八つの苦しみがあるというが、その苦しみを除き、
十の輝く楽しみが得られるようにとのことからその名がついたという。

山門が中国風で良く目立つ。

中国風の鐘楼門
 本日はこれで打ち納め。
後は一路帰途に着く。
 
帰途のバスの中ではビデオを流していた。

 たしか、「今を生きる」という演題で大宰府・篠ぐり霊場1番札所・南蔵院住職・林覚乗氏がお話していた。
この人、大宰府の天満宮の神主さんと幼友達だとか。寺と神社がお友達と言っていた。
貴乃花と小児性白血病の9歳の女の子との約束、ブレーキの効かないバスを22歳の青年が身を挺して止めた話、
知恵遅れの少女の一番大切な10円硬貨の話、等々いくつかの感銘を受ける内容だった。

20:00

自宅着。

旅行代金4,980円。  
漫歩マンの 夫婦で遍路
2008年3月7日 12番〜16番

2008年3月7日、夫婦で始めたバス遍路は今回3回目。
今日は12番焼山寺・13番大日寺・14番常楽寺・15番国分寺・16番観音寺の5ケ寺。

5:30
 
起床。

7:12
 
生駒駅、快速急行に乗車。

 今日は時間的にゆとりを持ったお蔭でスタートまでの待ち時間の間、先達さんとチョット話が出来た。

 先達さんは「田尾」さんという。
香川県善通寺市の出身で現在は奈良県の田原本・常徳寺住職、お寺の檀家は6軒で貧乏寺だと。
電通を58歳で早期定年退職、高野山大学で学び平成19年9月卒業したそうだ。
で、旅行社の先達で趣味を楽しんでいるんだとか。

8:15
 
なんばパークスを乗客40人乗せてバスはスタート。

いつものように淡路パーキングエリアでトイレ休憩してから焼山寺へ向かう。

 その間、先達の話で「右入左退」という言葉があった。
お寺の山門に入るときは右足から入りなさい、また山門に仁王さんが居られたら右の仁王さんにご挨拶をしなさいと。
お寺の山門を出るときは左足から出なさい、山門では左の仁王さんに挨拶をし、左肩のチリを払うようにとのこと。
チリはいろんな参拝者の業を払う意味があるとのこと。










11:45

バスは徳島市を通過し吉野川の支流鮎喰川沿いに神山町を通り、
細い山道を鍋岩まで行く。
鍋岩からはもうバスは行けない。

マイクロバス2台に乗り換えて20分。
 標高938mの【第12番:焼山寺】に着く。

 昨年は3月6日にここを歩いた。
今年は参道の脇には雪が残っている。

駐車場からの参道 

仁王門:阿像

仁王門:吽像
 本堂は昔の古いままだが、大師堂は来る3月12日が落慶法要の日だとかで
中に入るべき弘法大師のお姿が拝観できた。
 
焼山寺本堂

落慶前の大師堂

仮住まい中の弘法大師

この焼山寺は遍路の元祖と言われる衛門三郎にまつわる話が残っており、この話は
http://mannpomann.s1001.xrea.com/3junme.htm
↑のページに載せたのでここでは省略する。

次の13番:大日寺へは来た道を取って返す。





13:45
 【13番:大日寺】

目の前には一宮、大日寺はもともと一宮の別当寺だったそうな。

 この寺の本尊は行基の刻んだ十一面観音であり、
弘法大師の刻んだ大日如来は脇仏になっているとのこと。

本堂の左前の柱にはかつての横綱・大鵬の千社札が貼ってあった。

大日寺山門 

本堂の柱に大鵬の千社札が

大日寺前の一宮

大日寺住職の奥さんは韓国出身の人だとか。
駐車場の横にはその奥さんが教えているとか言う「韓国舞踊研究所」があった。





14:25
 【14番:常楽寺】

 本尊は弘法大師が刻んだ弥勒菩薩だそうで、
四国霊場のなかで弥勒菩薩が本尊というのは
ここ第14番:常楽寺のみだそうである。

この寺の境内は自然のままの「流水岩」が有名で歩きにくい。
境内のあららぎの巨木の間にはあららぎ大師が。
 
常楽寺

流水岩

あららぎ大師

15:05

第14番:常楽寺
から数百メートルのお隣に【第15番:国分寺】

 国分寺という名前のお寺はこの四国霊場に四つもある。
国分寺は聖武天皇の詔勅で国家鎮護の目的で四国のみならず全国各地に建てられている。

 寺の本尊は薬師如来だが、納経所で烏枢沙魔明王のお札(500円)を呉れるというので大勢がもらいに行っていた。
トイレに貼ると霊験があるという。

国分寺山門

国分寺本堂

15:50

第15番:国分寺
からバスで少し行くと【第16番:観音寺】

 昨年の3月7日にこの寺に来たときは本道が改築中だった。
今日は立派な本堂が見られた。

納経所では1500円で白衣の襟に光明真言の文字を書き込んでいただける。何人かが書いてもらっていた。

観音寺山門

改築された本堂

山門の下では歩き遍路が一人座り込んで托鉢していた。

16:30

第16番:観音寺
を打ち終えると今日の予定はおしまい。

20:30

自宅着。

旅行代金6,980円。
 漫歩マンの 4巡目 夫婦で遍路  2008年4月18日  17番〜22番 

2008年4月18日、夫婦で始めた遍路は今回4巡目をマイカーで。
本四架橋10周年を記念してETC搭載車に対し6月末まで通行料割引がある。
本州から四国に渡れば往復およそ20,000円要るところを13,000円で往復でき、その上3日間以内なら四国の高速が乗り放題!
これはいい!ってことでとりあえず2泊3日でいけるところを廻ろうと・・・。

後で分かったことだが今般のお遍路写真は印字した日付が1日づれていた。(19日と印字されていればこれは18日のこと)

7:25
 
生駒は雨。荒れている中、うっとうしいなあと言いながら自宅をスタート。
中国道の吹田から高速道に乗る。

生駒では大荒れの天気も、淡路島まで来るとすばらしい天気。

10:30
 
淡路島・西淡三原ICで一旦高速道を降りて天武天皇の孫・淳仁天皇陵を訪ねた。

なぜ淡路島なのか?
普通は都のそばに祀られているが、この天皇は時の孝謙太政天皇と道鏡禅師との怪しげな関係の頃、淡路島に流されここで崩じた。

淳仁天皇陵

淳仁天皇陵
11:40
四国に渡り鳴門ICで降り、藍住の町で“藍の館”を見学。

藍の館

12:10

17番:井戸寺
着。
今回の巡拝はこの寺から始まる。

 この寺の女住職のこうるさいこと。
誰もいないのに「鐘を叩いたら中央をよけて経を読め」「線香は堂内に持って入るな」等々。

 天武天皇の勅願により創建された。
本堂脇に“面影の井戸”がある、この地の住民から水不足を訴えられた大師が地面を杖で突くとそこから清水が湧き出たという。
井戸をのぞいて顔が映ればその人の寿命が3年延びるという。
ワタクシも覗いたら映っていたので先ずは安心。

井戸寺山門

井戸寺本堂

井戸

井戸内部

13:50

徳島の井戸寺からは小松島市を走り、18番:恩山寺に着く。

 昔は女人禁制だったそうな。
大師に会いに来た母公でも会うことは許されなかった。
大師は母のために17日間の秘法を行い母を堂内に入れ孝行したという。

境内にはシャクナゲが満開だ。

恩山寺

シャクナゲ

14:20

18番:恩山寺
から19番:立江寺までは同じ小松島市内ですぐ近い。

立江寺、黒髪堂
 境内に入ると近所のオバサンが手作りのミニゾウリを接待してくれた。
家内はカバンにぶら下げた。

本堂横には“黒髪堂”がある。
その昔悪行を働いた女性がこの寺に来て本堂で参拝したとき突然黒髪が鉦の緒に絡みついて離れなくなったという話が残る。

15:20

20番:鶴林寺
着。

 立江寺からチョッと怖い山道を走る。
寺は標高550mの高さ。一に焼山、二にお鶴、三に太龍といわれる遍路ころがしの二番手だ。
幸い今日は“車”。“歩き”の人は大変だ。

鶴林寺

鶴林寺

20番:鶴林寺を打ち終えると次は太龍寺を目指す。

 焼山寺鶴林寺も山門付近まで車でいけたが、第21番:太龍寺は車で行っても途中までであと1km以上歩かねばならない。
ワタクシにとってはどうってことはないが、なんせ今回は軟弱女房連れ、ロープウェイに乗ることにする。


16:00

第21番:太龍寺
へのロープウェイ乗り場に着くと「今日は運行を停止しました」と。

 低気圧の影響で大風が吹いている。
動かなければ仕方がないと、乗り場前の“ホテル鷲の里”に今晩の宿泊を予約して平等寺へ行く。


16:30

22番:平等寺着。

 2回目の歩き遍路のとき太龍寺からこの寺に向かって歩いているとき野良犬と一緒に歩いたのが懐かしい。
“歩き”の初回にこの寺の隣にある旅館・山茶花で泊まった。

平等寺

平等寺の手水鉢

17:15

22番:平等寺からもう一度ロープウェイ乗り場前のホテル鷲の里に帰る。
宿には3組の夫婦と3人の歩き。ビールを飲みながらの食事は皆と話がはずむ。

今日の車走行距離は約280km。歩行歩数は約12000歩。
4巡目 夫婦で遍路 2008年4月19日 21番・23番〜27番

5:30

 起床。

 昨夜は8時頃にはもう寝ていた。
神宮球場で阪神がヤクルトに勝っているようなテレビ放送をしているが、睡魔が強くてそれどころではない。
ホテルの外はビュンビュンと強烈な風も吹いているようだが、それもあまり・・・とにかく眠い。

 あまりにも風が強いのでロープウェイが動くかどうか心配。
何度も駅まで様子を見に行くが従業員は姿が見えず、営業開始時間まではシャッターが開かれない。
ホテルの人に聞いても「むずかしいですねえ」と。

昨日のように突然ロープウェイが動かなくなったら、ツアーの団体さんはどうするのかな?
7:20







 ロープウェイは動いた。

 101人乗りの大きなやつだ。始発点から山頂まで2775m、途中2本の支柱がある。
風が強烈に強いため支柱のそばではまるで止まっている位にスピードが落とされる。
下を見ると那賀川、遠くには剣山系・紀伊水道が見下ろせる。
乗っている時間は約15分。

 ロープウェイの終点には標高476mと表示されていた。
この舎心山は標高が600mあるので寺はその中腹にある。

那賀川が流れる

7:45

21番:太龍寺着

 ロープウェイ山頂駅からお寺までは少し階段があるが、すぐ近くだ。

太龍寺石段

天井絵

参拝を終え、境内から往復30分ほど足を延ばすとかなりの坂の末、舎心が嶽に着く。

舎心が嶽への道の右側には四国88ケ所の1番から88番までの寺の本尊が祭られていた。

舎心が嶽への道

8:30

8:45
 
下りケーブル発車。

 車スタート。22番:平等寺は昨日打ち終えているので第23番:薬王寺を目指す。




9:30
 23番:薬王寺着。

 このお寺も短いとはいえ急な石段を登る。
この石段、33段の女厄坂、42段の男厄坂・61段の還暦厄坂となっていてオッ家内はフーフー。

司馬遼太郎の「空海の風景」、吉川英治の「鳴門秘帖」の舞台になったので石碑が建てられていた。

薬王寺 

司馬遼太郎の石碑

天井絵

23番:薬王寺の目の前は日和佐海岸、海岸を散策しうみがめ博物館でウミガメを見る。
 ウミガメの産卵は5月末から8月にかけてだそうだ。

日和佐海岸

ウミガメ

 薬王寺日和佐海岸では海草を採っている人がいた。カンテンらしい。
 23番:薬王寺からは55号線で最御崎寺 を目指すが途中、
鯖大師と宍喰温泉に立ち寄る。
(鯖大師には宿泊施設もある)

 宍喰温泉では三田から来たという夫婦連れのキャンピングカーがあった。
「中古の外車で150万円で手に入れたが修理費にも同額くらい要った」と。
「燃費は1リットルで3Kmしか走らない」とぼやく。

 どこまで行くの?と聞いたらここで一泊だといっていた。

憧れのキャンピングカー






12:45
 土佐の国・修業道場の24番:最御崎寺着。
室戸岬の突端にある。

 歩きなら延べ3日かかりヘトヘトになるところだが車ならあっという間だ。

 駐車場から亜熱帯植物林の中を歩くと本堂。

最御崎寺山門

24番:最御崎寺の前の洞窟は青年大師が「目の前に広がるのは空と海だけだ」と名を空海と改めたという。
 海岸は遊歩道になっており海を見ながら散策するのは楽しい。

海岸の遊歩道

海岸の奇岩


13:30
 チョッと遅い昼食を近くのホテル明星でとる。

 そこにはNHKのエコカーが止まっていた。
走る先々でもらったてんぷら油をリサイクルしてディーゼル燃料を作りながら走っている。
4リットルの油が3.5リットルのディーゼル燃料になるそうだ。
1リットルで4Km走るとか。

 また、車の屋根の上には風力発電の風車、ソーラーパネルが取り付けられていた。

 2008年3月20日からBSテレビで毎日8時から四元奈生美の「街道てくてく旅」が放映されているが、その中継車だ。

 「街道てくてく旅」は春編と秋編の2部構成で、春編が3月20日から6月6日まで。

エコロジア号
14:30



室戸の突端から土佐湾を少し走ると25番:津照寺

 寺の前には海が迫っており路上駐車してスーパーの横の道が石段でこれまた急段。

 本堂からは土佐湾が見渡せる。





15:10
 25番:津照寺からすぐ26番:金剛頂寺

 55号線の海岸沿いから山手に入ると、歩きは直進、車は右方へ進めと標識。
車道はクネクネと曲がりくねった坂で運転が大変だ。

 境内の片隅には「一粒万倍の釜」がある。
1円入れたら1万円になる。100円なら100万円だ。
ワタクシが100円入れようかといったら「こういうものは欲張ったらだめ!1円がいいの!」とオッ家内。

金剛頂寺から土佐湾の眺望  
 
金剛頂寺

一粒万倍の釜 
16:40



 27番:神峯寺

 この寺への坂道もやはり厳しい。
おっ家内はヘトヘトで「納経の時間に間に合わないといけないから先に行って」という。

 境内はツツジが美しい。

神峯寺
 
神峯寺を終えるとまた55号線を走る。
安芸市を走り香南市の黒潮ホテルにケータイで予約を入れる。

18:15
 
黒潮ホテル着。
 このホテルは温泉で何回でも入れる。部屋は結構広いツインベッド。なかなかいいホテルだ。前回もここで泊まった。

本日の車走行距離:約280Km。歩行歩数:約23,000歩。
4巡目 夫婦で遍路 2008年4月20日 28番〜36番

7:10
 
黒潮ホテルをスタート。

7:40
 
【28番:大日寺】


大日寺

 大日寺
を過ぎ国分寺に向かっていると“後免”という地名のところで路面電車のレールが目に付いた。







8:15
【 29番:国分寺】

 この寺の境内にはボタンの花がいっぱい咲いている。全ての花が傘をさしている。

国分寺山門 
 
ボタン

庭園 
8:50

【30番:善楽寺】

本堂が新しい。

善楽寺

9:30
 
【31番:五台山竹林寺】


竹林寺山門

五重塔
 
納経所で桂浜やはりまや橋の道を尋ねたら親切に道案内してくれた。納経所の人が優しいと気が休まる。

 竹林寺の前は「牧野植物園」、入園料700円支払って小1時間見学。

牧野富太郎銅像

植物園の桜草

植物園
10:45

 【32番:禅師峰寺】

 竹林寺から海に向かって走ると桂浜や竜馬記念館の案内板が目に入る。

禅師峰寺山門
11:45



 【33番:雪渓寺】

 禅師峰寺から走り、浦戸大橋を渡ると雪渓寺はすぐそこだ。

車ではこの大橋を渡るが歩きの場合は県営の渡船に乗る。
前回歩き遍路で乗ったときは無料だった。

雪渓寺
13:20

 
【 34番:種間寺】

 弘法大師が唐の国から持ち帰った種を蒔いたことからこの名が付いたという。
 
種間寺
13:15



 【35番:清滝寺

 種間寺から高速道の方に向かっていくと清滝寺

この寺の納経所の前にある藤の花がきれいだった。

清滝寺
14:05





14:20





【36番:青龍寺【】】

本日の打ち止めとする。
清滝寺から再度海の方向に走り、宇佐の大橋を渡る。
このあたり、ホエールウオッチングが出来るそうだ。

この寺も駐車したら少し石段を登る。
参拝の子供たちが「ワーイ 171段あった」と苦しみを乗り越えた喜びを大きな声で叫んだ。

参拝後は橋を渡らず、陸道を須崎に向かいそこから高速道に乗り帰途に着いた。

四国から瀬戸大橋(9368m)を渡り、岡山から中国自動車道を帰る。
山陽道を帰ったほうが距離は短かった(失敗)。

青瀧寺石段

22:00

自宅帰着。
漫歩マンの 夫婦で遍路
2009年8月1日(土) 37番

昨年、4月に17番から36番までマイカーで巡拝して以来のマイカー遍路。
今般はETC登載車に対し土日の優遇制度を利用してのお遍路。

6:50
 
朝早くに自宅をスタート。
 中国道吹田から西宮北〜山陽道倉敷〜瀬戸自動車道〜高松自動車道〜高知自動車道を走る。

 中国道では土曜日だというのに自動車は大渋滞。ETC割引+夏休みだからか。

 宝塚を過ぎて岡山あたりまでの間強烈な雨が降ってきた。
バケツをひっくり返したような・・・という表現があるがそれ以上のひどさ。
ワイパーを1番早いスピードで動かしても前が見えない。
瀬戸自動車道を渡る頃にはすっかり止んだが、ラジオは大阪の雨のひどさをまだ放送していた。


瀬戸自動車道

14:45
 
【37番:岩本寺】


 岩本寺は窪川町にあり、車は高速道終点の須崎東まで行けるのに(これは結果論)ナビの案内どおり伊野で降りてしまって随分時間の損失だった。
ワタクシのナビは2001年に付けてそのままソフトの更新をしていないため、こんなことに・・・トホホ。

37番岩本寺山門

37番岩本寺本堂

このお寺の天井絵は有名。参照 3巡目 2006.3.27 岩本寺

16:15
 
ゆったりと流れる四万十川のそばを走りる。

四万十川

17:50
 
足摺岬に到着。

 5時を過ぎているので納経は出来ない。
岬を散策したいが長時間の運転のため疲れがひどく一番に宿に飛び込む。
宿は「民宿・八扇」、前回の歩き遍路の時に泊めてもらった宿だ。

夕食の部屋に飾ってある額の調理師免許証によれば「畦地加代子 昭和9年7月24日生まれ」とあった。
豪華な夕食、堪能した。

民宿・八扇

20:00

夕食後部屋に帰りスコンと寝てしまう。

今日の車走行距離は約530km。歩行歩数は約5,300歩。                  
夫婦で遍路
2009年8月2日(日) 38番〜43番

5:30
 
起床、宿のそばを散策。
天気はよさそうだ。

6:30

7:30
 
朝食後は足摺岬を散策し、38番:金剛福寺に参拝。

ジョン万次郎

足摺岬灯台

足摺岬灯台

38番金剛福寺山門

38番金剛福寺本堂

 さすが南国!周囲の森は殆んどが日本の木々なのになぜか南国情緒たっぷり!

 灯台のそばの崖の上から下を見下ろすと飛び込んで命を投げ出す人の気持ちが分かるような気がする。
以前のお遍路のとき、あるお遍路さんが「家内の骨をここで散骨します」と言っていた言葉を思い出す。

9:00
 
【39番:延光寺】


 足摺岬から四万十川まで引き返し、国道56号線を宿毛市まで走る。約1時間20分。

39番延光寺山門

39番延光寺本堂

 本尊は薬師如来で専門は“目”、今の時代で言えば眼科医だ。
ここの井戸水で目を洗うとよく効くというのでワタクシも洗わせてもらう。

10:00
 
【40番:観自在寺】


 愛媛県の最南端にあたる御荘町にある。

40番明石寺山門

40番明石寺本堂

 寺と寺の間がウンザリするほど長いのはここまで。高知と愛媛はとにかく長い。
* 23番、薬王寺24番、最御崎寺 =約76Km。
* 37番、岩本寺38番、金剛福寺=約81Km。
* 38番、金剛福寺39番、延光寺=約73Km。
* 43番、明石寺44番、大宝寺=約69km。

11:45
 
観自在寺
から国道56号線を宇和海岸に沿って北上すること1時間ちょっとで41番:龍光寺
山号に稲荷山と付くとおり神仏混交でお稲荷さんが祀られている。

道路から正面に見えるお稲荷さん

41番龍光寺本堂

12:25
 
龍光寺
からすぐそばに【42番:仏木寺】。

42番仏木寺山門

42番仏木寺正面の石段

 さあ、次は43番へと車に乗ってアクセルをふかした途端に目の前に警官の「とまれ」の赤旗!
50Km制限の道で69Km出ていた。19Kmオーバー!罰金12000円!!くやしい!
仏さんには病気の治癒はお願いしていたが、スピード違反のお願いを忘れていた。

13:45
 
スピード違反で捉まってクシャクシャした気分で本日の打ち止め、43番:明石寺通称「あげいしさん」。

43番明石寺

夫婦杉

14:00

22:30
 
43番
を終えたら、あとは帰るのみ。
西予宇和インターから高速で松山自動車道〜高松自動車道〜神戸淡路鳴門自動車道〜阪神高速〜第二阪奈で帰ってきました。

 とても大変疲れました。     おしまい。

本日の走行距離:約500Km通計1130Km、歩行歩数:10,706歩。
漫歩マンの 夫婦で遍路
2009年9月26日(土) 44番〜51番

3:00
 
深夜、夜逃げのような感じで自宅をスタート。
道路は暗闇なれど車の数は少なくて、運転は楽だ。

8:50
 
約6時間でしまなみ海道、来島海峡に着く。
ここで朝ごはん。

来島海峡大橋のケーブルの63.6Cm、素線太さ5mm

 しまなみ海道という通りいくつも島を渡るため橋はそれぞれ短く、瀬戸自動車道の方が海の眺めは良い。

11:10
 
44番:大宝寺(ダイホウジ)


44番大宝寺

44番大宝寺

12:00

 45番:岩屋寺


 大宝寺から久万高原方面へ向かって走る坂道で、先行の小型ダンプが登り車線へ道を譲ったのでワタクシは加速した。
が、何故かあまりアクセルを踏み込まず時速60km程度で走っていたと思う。
と、その先には警官が数人旗を持ってタムロしていた。幸いワタクシにはお構いなし・・・。“助かった〜〜”。
ここは制限速度50kmだった。(10km未満のオーバーは目をつぶっているのか)

 前回8月の82番仏木寺では19kmオーバーで12000円の罰金をくらった。繰り返し“助かった〜〜”とつぶやく。

まだまだこれからじゃ 岩屋の坂と人生は

参道 坂道

岩壁の上は行場

 岩屋寺は名前から想像できるように岩だらけのお寺。本堂裏手のほうには修行で有名なセリ割りがある。

13:20
 
岩屋寺
参拝の後、国民宿舎古岩屋荘で遅い昼食。
一人での歩き遍路の際はここで温泉にゆっくり入り、泊まり疲れを癒した。

 浄瑠璃寺に向かっていると途中に砥部町を通過する。
この町は焼き物の町砥部焼きとして有名。

14:45
 
46番:浄瑠璃寺


樹齢1000年のイブキ

浄瑠璃寺

15:20



 浄瑠璃寺からほんの数分で、47番:八坂寺

 本堂でお経をあげていると顔の周りにブンブンと蚊が・・・。
早々に退散。

八坂寺

15:40
 
八坂寺
から10分足らずで、48番:西林寺(サイリンジ)

西林寺山門






16:14
 49番:浄土寺

 この寺までの道すがら今夜の泊まりを考え、
納経所で聞くと「たかのこ温泉がいいのに、今は潰れてしまっている」と。

ガソリンを入れるついでにスタンドで聞くと「それなら奥道後がいいですよ」と教えてくれた。

浄土寺

16:33

 50番:繁多寺

繁多寺

16:55
 
51番:石手寺


 道後温泉そばの石手の町にある。

 寺には5時ギリギリに着いたため、
お経の前にまず納経所へ・・・。

石手寺山門

山の上には大師像
 
この寺の名前には衛門三郎に由来する。
遍路の元祖と言われる衛門三郎が21回目の遍路でようやく弘法大師に巡りあったが、そのときの三郎は息を引き取る寸前だった。
大師に言い残すことはないかと尋ねられ「来世は国司の家に生まれたい」と言って息絶えた。
大師は道端の小石に衛門三郎再来と書いて、三郎の左手に握らせた。

その翌年、領主河野息利(ヤストシ)家に男の子が生まれた。
この男児の左手には「衛門三郎再来」と書かれた小石があった。
で、旧名安養寺が石手寺と改められた。

17:40

ホテル奥道後着。

ホテル奥道後

ホテル内

このホテルには昔なんどか仕事で宿泊した記憶がある。 浴場の広さとジャングルで思い出した。

大浴槽に加え小さな浴槽が沢山。硫黄分温泉で風呂から上がった後は肌が気持ちいい。

夕食はバイキングでついつい食べ過ぎた。
本日の走行距離:約498Km、歩行歩数:12,814歩。
漫歩マンの 夫婦で遍路 2009年9月27日(日) 52番〜59番

朝また風呂に入る。オッ家内は昨夜一度入っただけ。 
せっかくの“奥道後”、・・・一度だけとは・・・。






9:00
  松山城。

 ホテルから52番への途中に松山城に立ち寄る。

 市内の道路には市電が走っている。懐かしい感じ。
 
市内に市電
  お城の下からロープウエイまたはリフトで山上まで運んでくれる。
標高135mとのこと。

ワタクシだけなら歩いて上がるところなのだが・・・。
 
リフトでお城へ

 天守閣の前まで来るとたまたま9時からの開門式セレモニー。
観光客が扉を押し開ける。

 天守閣の真下は非常時の穀倉になっていて2,000俵が常時保管されていたそうな。
(これは700人1年分の食糧だとか)

天守閣

開門式

10:10
 
松山城から海に向かって進み、437号線を海岸沿いに走ると52番:太山寺(タイサンジ)

太山寺山門

太山寺

11:00
 
53番:円明寺(エンミョウジ)


 この寺には本堂に四国最古の銅板の納経札がある。

慶安3年(1650年)の銘があり、アメリカ人遍路スタール博士が紹介したという。




円明寺山門

11:45



12:10
 
円明寺
から延命寺へ196号線で海沿いを走り、道の駅「風早の郷」。
 番外:遍照院。

風早の郷まえの海岸

番外 遍照院

12:45


 54番:延命寺(エンメイジ)


 今治市内のスーパーで昼食。

延命寺

13:35
 
55番:南光坊


 88ケ所の内ここだけ唯一“寺”ではなく“坊”。

南光坊山門

南光坊本堂

14:00

 56番:泰山寺

 泰山寺から徒歩数分のところに奥の院の龍泉寺
この寺の本堂の額に鏝絵が掛けられている。

 鏝絵は、江戸時代に左官職人が道具の鏝で七福神や龍、亀等を白壁に漆喰で塗り上げ
浮き彫り様に仕上げたもので高度な技術を要するという。

 新聞やテレビに取り上げられたらしい。

泰山寺

龍泉寺の鏝絵
14:30



 57番:栄福寺

 このお寺の住職は「白川密成」さん。
2001年に24歳で祖父の跡をついで坊さんになった。
著書に「ボクは坊さん」がある。

永福寺。
14:55
 58番:仙遊寺

仙遊寺 山門

仙遊寺
15:35






 
59番:国分寺


 国分寺という名のお寺は四国各道場にある。

  阿波の国、発心道場に15番
  土佐の国、修行道場に29番
ここ伊予の国、菩提道場に59番
  讃岐の国、涅槃道場に80番

国分寺

16:20
 
国分寺を打ち終え次60番横峰寺に向かうために今治小松自動車道に乗って走ると、松山自動車道と連結していることが分かり
 「今日はこれで帰ろう」と 小松では降りずにそのまま帰ることにした。

22:15
 
自宅帰着。

 高速道を走っていると運転が単調なため何度か眠気に襲われ仮眠を繰り返しながら帰った。
本日の走行距離:約464Km、2日間通計962Km。  本日の歩行歩数:12,814歩。
漫歩マンの 4巡目 夫婦で遍路 2011年5月 1日 88番〜81番

前回、59番:国分寺でその後進まずに気がかりだったのをついに結願目指してようやくスタート。
今回は60番:横峰寺から88番:大窪寺まで参拝し結願の予定。

5:30
 
早朝、自宅を車でスタート。
予定では“しまなみ海道”から一番に石鎚山の60番:横峰寺へ行くつもりであったが、車を走らせていると天気予報でどうも危ぶまれる。
石鎚山で雨にやられては大変なので、予定を変更して“明石海峡大橋”から淡路島経由で88番:大窪寺から逆打ちで廻ることにした。
7:15

 明石海峡を渡り、淡路ハイウェイオアシス。

淡路島を縦断して四国、鳴門から大窪寺を目指す。

淡路ハイウェイオアシス

9:20
 
大窪寺のすぐ近くにおへんろ交流サロンがあり、立ち寄る。
ここで以前、「四国遍路大使」に任命された。
東京から来たという自転車遍路の若者と少し話す。「今日で結願、明日高野山だ」と言っていた。

9:45

88番:大窪寺
 
結願寺。本来ならこのお寺でおしまいにするところなれど、天気の都合で逆打ちになった。

10:35

87番:長尾寺

11:20

86番:志度寺

12:00

85番:八栗寺
 このお寺もかなり山道だった。

13:00

昼食
 骨付き鳥料理屋「一鶴」にて。

9:45 大窪寺にて

10:36 長尾寺

11:28 志度寺の五重塔

12:06 八栗寺

13:25

84番:屋島寺

 この寺までの道は有料道路(610円)。
源平の兵の戦が偲ばれる、かな?

14:45

83番:一宮寺

15:50

82番:根香寺(ネゴロジ)

16:34

81番:白峰寺
17:00 「かんぽの宿・坂出」  
今晩の宿を決めずに出てきた。
連休で宿が取れるかどうか心配なため、通りがかりの「かんぽの宿」で今日泊まれるか?
聞いたら「キャンセルが一部屋ある」という。
これ幸いと、ここに決める。連休のせいか、結構なお値段でした。
まあ、その分お風呂は温泉で、お食事はご立派。

13:27 屋島寺

14:52 一宮寺

15:56 根香寺

16:34 白峰寺、裏山には崇徳天皇陵がある
4巡目 夫婦で遍路 2011年5月 2日 80番〜72番・66番

8:00
 
ホテル「かんぽの宿・坂出」スタート。

 スタートして今晩のお宿をどうするか? 宿がなければ困るので、善通寺に予約を入れる。
「OK。但し、5時には入ってくれ!」とのこと。

8:20

80番:国分寺
 
願いを込めて撫でるとご利益があるという、仏足石。

9:00

79番:高照院
 
境内は工事中だった。寺の隣には崇徳天皇を祀る白峰宮。

9:55

78番:郷照寺
 
庭園がきれいだった。

10:30

77番:道隆寺

11:15

76番:金倉寺

 駐車料200円。

11:40

74番:甲山寺

12:30

昼食・セルフうどん「大庄屋」
 
四国の“セルフうどん”なるもの、飛び込みで入った。随分繁盛していた。
掛けうどんを注文し、トッピングのてんぷらを好き好きに乗せる。安い。

8:20 国分寺

国分寺の仏足石

9:04 高照院隣に崇徳天皇を祀る白峰宮

9:12 高照院、境内は工事中だった

9:51 郷照寺

10:30 道隆寺

11:16 金倉寺

11:44 甲山寺
14:00 66番:雲辺寺  
ご詠歌「はるばると 雲のほとりの 寺に来て 月日を今は ふもとにぞ見る」は大げさにしても、山の上に来たなあと思う。

次男夫婦に厄除けのお守りを求める。

16:20

72番:曼荼羅寺

16:30

73番:出釈迦寺

17:00

75番:善通寺
 
ギリギリ5時に着いた。
予約を入れておいた善通寺の宿坊では、夕食は5時半から。
その後の過ごし方に困った。 テレビはなくて野球が見られない。妻はおれどもすることない!
6時半には布団にもぐった。

14:21 雲辺寺の五百羅漢

16:21 曼荼羅寺

16:30 出釈迦寺

17:01 善通寺

17:01 善通寺五重塔
4巡目 夫婦で遍路 2011年5月 3日 71番〜60番

5:30
 
勤行。 

 副住職さんの法話。このたびの東日本大震災のこと、「忍辱」(ニンニク)の意味等を聞いて、その後戒壇巡り。
戒壇は真っ黒の世界! 壁に左手を当ててそれを頼りに前へ進む。
「壁には仏さんが描かれておりその壁を左手で触ることによって仏と自分が繋がり悟りを得る」と。

7:00
 
 善通寺から遍路スタート。

7:30

 71番:弥谷寺
 
 お寺に着くと長い階段が目の前に・・・。ひざに応える。

8:25

 70番:本山寺

8:50

 69番:観音寺
 
 神恵院と隣り合わせ

9:00

 68番:神恵院
 
 観音寺と隣り合わせ

9:55
 
 67番:大興寺
 
 神恵院からすぐそばなのに道に迷った。

11:25

 65番:三角寺
 
 かなりの山道を走る。

弥谷寺 膝に応える長い階段

右上の丸窓の明かりで空海が勉学したという

本山寺

観音寺

神恵院

大興寺

三角寺
 
三角寺を打ち終えると午後の部、横峰寺を目指し、高速・高松道を走り「いよ小松JCT」から一般道へ。

13:30 60番:横峰寺  
かなり山道を走ってから、車の登山口がありそこで通行料を徴収している(1800円)、びっくり高い!
山道をクネクネ登るが参拝を終えた車と出会い、車よけに往生しまっせ。
駐車場から7〜8分下る。

14:55

64番:前神寺
 
 JR石鎚駅の目の前。

15:20

63番:吉祥寺
 
 国道に面した寺、駐車料200円。

15:35

62番:宝寿寺

15:55

61番:香園寺
 
 これ、寺? と思う近代的な建物。

せっかく登ってきたのに下りを歩く

横峰寺本堂

前神寺

吉祥寺

近代ビル香園寺
 
夫婦で始めた車で遍路。
これで結願できた。

 ワタクシは4巡した事になる。
次回からの納め札は緑色に昇格だ。

16:00

 61番:香園寺を打ち終えてから、「いよ小松」から高速高松道に入り、淡路島経由で帰途。

23:30
 
自宅着。 前走行距離=1015Km。

ーーーおしまいーーー
 
駐車料の要る寺=63番:吉祥寺200円、65番:三角寺200円、66番:雲辺寺500円、75番:善通寺200円(宿泊者は無料)、76番:金倉寺200円。

通行料の要る寺=60番:横峰寺1800円、84番:屋島寺610円。